春先の洗濯での注意点

宮城県での花粉、黄砂、PM2.5 

 春先の洗濯は外から飛来するものがいっぱい。初めての一人暮らしや呼吸器系に疾患を抱える方、小さなお子様と生活なさる方々には特に注意が必要です。ここでは宮城県における黄砂、PM2.5、そして花粉の対策と、洗濯物の取り扱いについてご説明します。

花粉

 まず、2025年の宮城県のスギ花粉飛散状況ですが、飛散開始は2月中旬で平年よりも早いと予測されていました。ピークは2月下旬から3月下旬までの予想です。今年の飛散量は前年に比べて減少すると見込まれていますが、平年並みの水準になるとのことです 。リアルタイムの花粉情報は、天気のサイトなどで確認し「非常に多い」や「多い」と表示される場合は万全の対策をとりましょう。

黄砂

 黄砂とは東アジアの砂漠や黄土地帯から強風によって大気中に舞い上がった粒子が浮遊・降下する現象を指します。特に春に観測されることが多く、大気汚染物質を付着させて飛来する可能性があり、花粉症やアレルギー症状を悪化させることがあります 。

PM2.5

 PM2.5とは大気中に浮遊する2.5μm(1mmの千分の1の2.5倍)以下の非常に小さな粒子のことで。この粒子は非常に小さいため(髪の毛の太さの約1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系だけでなく循環器系への影響も懸念されています。PM2.5の1日平均値70μg/m3を超えると予測される場合は、屋外での激しい運動や外出を控えるよう呼びかけられています 。

 花粉、黄砂、PM2.5は、いずれも健康に影響を与える可能性があるため、洗濯物の取り扱いには特に注意が必要です。


洗濯物の対策:自宅での洗濯と予防法

 これらの物質が飛散する時期には、洗濯物を外に干すと衣類に付着してしまうため、外干しを避けることが最も重要です 。

自宅での洗濯物の室内干しと乾燥方法

 洗濯物を室内に干す際は、以下の方法で効率的に乾かし、生活への影響を減らすことができます。

1. 衣類乾燥機の活用

 電気の力で素早く乾かすため、室内が狭くなる、乾くのが遅い、生活臭が付着するといった悩みを解決できます。いまでは様々なタイプの衣類乾燥機があります。

浴室乾燥

 ヒーター式で浴室全体の温度を上げて乾燥させます。浴室での乾燥を利用するメリットは量の多い洗濯物をまとめて乾燥でき、吊るして干すためシワになりにくいです。浴室の防カビ効果も期待できます。デメリットとして高温で広い場所を温めるため、長時間の使用は電気代がかさみ、少量の物を乾かす際には広すぎると感じることもあります 。

ドラム式洗濯乾燥機

 ドラム式洗濯乾燥機は自宅で洗濯から乾燥まで一貫して行えるため便利で、干す手間が省けます 。種類には「ヒーター式」と、湿気を含んだ空気を除湿し65度程度の温風で乾燥させる「ヒートポンプ式」があります 。手間を省けるメリットの一方でデメリットとして回転によって衣類が傷みやすく、購入費用が高く、設置スペースも大きくなりがちです。また、電気代がかなりかかるので自宅ではよっぽど以外は使わないというかたもいます。

縦型洗濯乾燥機

 洗面所に合うサイズが見つけやすく、価格もリーズナブルでコンパクトなのが特徴です 。これも種類は「ヒーター式」と「送風のみの簡易乾燥」があります 。コンパクトですがデメリットとしてヒーター式の場合、ドライヤーを当てるような熱風が出るため、衣類が縮みやすくシワになりやすい傾向があり、ヒートポンプ式よりも電気代が高くなります。

2. 除湿機やサーキュレーターの併用

 除湿器やサーキュレーターを利用することで室内の湿気を取り除き、空気を循環させることで乾燥を早めることができます。除湿器は一定の空間で利用することで洗濯物を急いで乾かすのに有効です。特に中学生や高校生のジャージの生地のようにナイロン製のものは一晩で乾くことが多いです。

3. 窓際を避ける

 窓を開けると花粉やPM2.5、黄砂が侵入する可能性があるため、室内の中心部に干すのがおすすめです。

4. サンルームの活用

 PM2.5や黄砂対策としてサンルームを設置する家庭も増えています。サンルームはPM2.5や黄砂、花粉をブロックしつつ、洗濯物を太陽光でカラリと乾かすことができます。梅雨や雨、塩害、虫刺され対策にもサンルームは有効です 。

5. 外干しする場合の工夫

 あまりお勧めはしませんが、どうしても外干ししたい場合は、洗濯物カバーを使ったり、軒下や風が少ない場所を選んだり、風が弱まる早朝や夕方に干すなどの対策が有効です 。

6. 洗濯物に付着してしまった場合の対処

 もし洗濯物に黄砂やPM2.5が付着してしまった場合は、もう一度洗濯機で洗い直すか、取り込む際に軽くはたいて表面の粒子を落とす、目に見える汚れがあれば濡れた布で優しく拭き取るなどの方法があります。

その他の花粉・黄砂・PM2.5の予防法

外出を避ける

飛散量の多い日やPM2.5濃度が高い日は、極力外出を避けるか外出時間を調整しましょう 。

マスクの着用

 花粉の大きさは髪の毛の約1/3の30μmですが、PM2.5は2.5μmと非常に小さいため、花粉症用のマスクでは通り抜けてしまう可能性があります。高性能な防じんマスクや不織布マスク、PM2.5用として販売されているマスクを選びましょう 。

室内への侵入を防ぐ

 室内への侵入を防ぐために換気は窓を少しだけ開け、短時間で行いましょう。外出時は花粉が付着しにくい滑らかな素材のアウターを選び、玄関に入る前には衣服をはたいて花粉を落としましょう 。帽子を着用し、室内に入ったら手洗い、うがい、洗顔、シャワーも効果的です。

こまめな掃除

 室内に入ってしまった花粉や粒子を除去するために、こまめに掃除をしましょう 。

自宅での洗濯のメリット・デメリット

 メリットとして自分のタイミングで洗濯でき、初期費用(洗濯機など)を一度払えば、ランニングコストは水道光熱費のみで抑えられる傾向があります。デメリットとして室内干しではスペースが限られ、厚手のものは乾きにくく、生乾き臭の原因にもなりえます。また、花粉、黄砂、PM2.5が洗濯物に付着するリスクがあり、特にPM2.5は肌荒れやアレルギーの原因になることもあります。洗濯から乾燥、取り込み、畳むまでに時間と手間がかかります 。黄砂やPM2.5、花粉が気になる時期には、自宅での室内干しに加えて、状況に応じてコインランドリーの利用を検討することで、衣類を清潔に保ち、健康リスクを回避しながら家事の負担を軽減できるでしょう。


コインランドリーで衣類をキレイに! 持ち込み対策のヒント

 洗濯物を外に干すと、黄砂や花粉、PM2.5が付着してしまい、せっかく洗濯しても家の中にこれらを持ち込んでしまいますよね。そこでおすすめなのが、コインランドリーの活用です。

1. 乾燥機を徹底活用

 コインランドリーの乾燥機は、高温で短時間に洗濯物を乾かせます。これにより、外干しで付着する黄砂や花粉、PM2.5の心配がありません。特に、ドラム式乾燥機は衣類を回転させながら乾燥させるので、付着した粒子を振り落とす効果も期待できます。

 ポイント: 乾燥機を使う際は、洗濯物の量に合わせて適切なコースを選びましょう。詰め込みすぎると乾きムラが出たり、シワの原因になることがあります。

2. 洗濯から乾燥までコインランドリーで完結

 一番効果的なのは、洗濯から乾燥まで全てコインランドリーで済ませてしまうことです。家で洗濯してからコインランドリーに持ち込むと、その間に黄砂や花粉などが付着する可能性があります。コインランドリーの洗濯機と乾燥機を連続して使うことで、外気に触れる時間を最小限に抑えられます。

 ポイント: 洗濯物を入れる前に、洗濯槽が清潔か確認しましょう。気になる場合は、洗濯槽の除菌コースがあるコインランドリーを選ぶのも良いでしょう。

3. コインランドリーからの持ち帰り方にも注意

 せっかくコインランドリーでキレイにしても、持ち帰る際に気をつけないと意味がありません。

清潔なバッグやランドリーバッグに入れる: コインランドリーから出す際は、家で使う清潔なバッグやランドリーバッグに入れましょう。外で使うカゴなどをそのまま使うと、付着している粒子を家の中に持ち込んでしまう可能性があります。

すぐにたたむか収納する: 持ち帰ったら、できるだけ早く衣類をたたむかクローゼットにしまいましょう。そのまま部屋に出しておくと、室内の空気中の粒子が付着してしまうことがあります。

これらの方法を試して、黄砂や花粉、PM2.5の家への侵入を防ぎ、快適な室内環境を保ってくださいね!

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